オーレ初陣で大勝!! 稀代のスーパーサブに求められること。
今シーズンモウリーニョがシーズン半ばで解任された。
しかし、感傷に浸っていたのはほんの一瞬に過ぎず、
オーレの現実的かつポジティブなコメント。
スールシャールを知らない新規のファンや若いユナイテッドファンが動画で見たゴール集。
そして何より、オーレ自身がファギーの輝かしき時代を知る「勝者」であること。
多くのファンが期待と興奮に胸を躍らせたはずだ。
そして行われた第1節、期待以上だった。
モウリーニョ政権では見られなかった流動的な動き。シンプルなダイレクト、パスアンドムーブで何度も相手ゴールを脅かした。
ロストしてからの守備。センターバックの前への意識。
守備ですら攻撃的な超攻撃的サッカーを披露した。
5-1。
本当に「圧勝」だった。
ネガティブなことのほうが圧倒的に少なく、赤い悪魔復活を予感させた。
目先の結果より先のこと。スールシャールに求められるのはチームの土台作り
スールシャールはこの超短期間で選手の能力を存分に発揮させた。
ここから勝ち点を積み上げて4位以内でフィニッシュ。CL優勝。
もちろん理想を言えばこうであってほしい。
しかしそれは現実的に考えると難しい。
ベンメイブリーさんも仰っていたが、大切なのは何位でフィニッシュをするかではない。
今日は勝った、負けたなどという目先の結果でもない。
大切なのは選手に失われた自信、パッションを取り戻し、選手に植え付けること。
誇りを失われたクラブに魂を注入すること。
何も細かい戦術やプリンシプルを決めることなど必要ない。
今は、もう一度戦える、強くて破壊的なチームになるような土台を作ることこそが何よりも大切なのだ。
赤い悪魔復活へ 黒を白に変える第一歩
ファギー時代真っ赤に燃えていたはずの魂はいつの日か白く変わっていった。
最も今ではその白に灰色がかかり、黒くなってしまった選手もいる。
黒を赤に染め上げるのは容易ではない。黒の何倍もの赤を注入しなければ赤色にはならない。
しかし白からなら誰でも赤に染め上げることはできるはずだ。
オーレがこの短期間で課せられた任務は赤に染めることではなく、白色にすることだ。
次の監督が赤色に染めやすいように、戦える純白のチームを作ることだ。
現役時代、数十分で結果を出した男だ。
まだシーズンは45分残っている。
しかし残念ながら0-3.0-4からの投入になってしまった。
逆転するには難しい数字かもしれない、しかし流れを変えること、2点3点取ること、追いつくことならできるかもしれない。
そうすれば逆転勝利の道筋も見えてくる。
稀代のスーパーサブならできるはずだ。
そう、誰よりも短時間で結果を残してきたのだから。
「了」
番外編。モウリーニョへの感謝
今回のブログの内容とは別で私はモウリーニョへの感謝の気持ちをつづりたい
貴方のおかげで、秀でたものがなく苦しんでいたリンガードは、オフザボールの動きを覚え、チームで誰よりもフリーランのできる選手になりました。
守備の意識が低かったマルシャルは献身的なプレーができるようになり選手として1歩も2歩も成長しました。
自身を失っていたラシュフォードを信用して使い続けたおかげで、ラッシュは自信を取り戻すことができました。
5-1という大勝の中に貴方の遺産は残っていました。
貴方の2年半が決して無駄ではなかったと私は信じています。
ありがとうジョゼ。
「了」